『蔵衛門』だから
始められた現場のDX化

写真管理に費やす時間を

80%以上削減

日本ゴンドラ株式会社

導入事例のアイキャッチ

製造業に求められる「品質管理」への対応

日本ゴンドラ株式会社は、高層ビルの外壁やガラスの清掃、補修を目的としたゴンドラ設備の設計、製造、販売、設置工事、保守点検を行う製造業企業だ。品質管理には黒板撮影が行われている。従来は、1つの工程ごとにチョークで黒板に必要事項を書き入れ、デジカメで撮影し記録していたが、作業に手間がかかるため、効率化が求められていた。同社ではその解決策として、『蔵衛門Pocket Tough』を導入した。

日本ゴンドラ株式会社

事業内容:
機械器具設置工事業
設  立:
1961年3月
従業員数:
127人
ウェブサイト:
https://www.ngon.co.jp
課題
  • ・黒板による管理業務の煩雑化の解消
  • ・写真データ管理のスムーズな運用
対策
  • ・『蔵衛門Pocket Tough』の導入
  • ・『蔵衛門クラウド』での写真データのリアルタイム管理・共有
効果
  • ・効率的な写真管理による品質管理の精度向上
  • ・『蔵衛門』のサポート活用による効率性の向上
  • ・現場のDX化に対する機運の高まり
課長・工場長たちの写真
生産管理部 品質管理 課長市川智一さん茨城工場 工場長髙土大輔さん茨城工場 副工場長富田正人さん

課題黒板・撮影・共有の手間で現場に多大な負荷

黒板・撮影・共有の手間で現場に多大な負荷
事務所のパソコンから写真をアップロードするために現場作業が止まることも

写真撮影による製造現場での品質管理

日本ゴンドラ茨城工場ではゴンドラの製造を行っている。東京にある本社の設計部から図面が当工場へ送られ、それを基に製造に必要な部材の拾い出しを行い、メーカーに発注する。必要部材がメーカーから工場に届けられ、それらを加工・組み立てし、塗装して完成となる。最後に検査を行い出荷する。
メーカーに発注した部材が仕様書通りになっているか、図面通りに加工できたか、適正な検査が行われたかなど、すべての工程ごとに写真を撮り記録することで、品質管理を行っている。

手間のかかる、
黒板の持ち運びやチョークでの記入

従来は、業務内容などを黒板に記入し、それをデジカメで撮影していた。何枚もの黒板を現場に持ち運んだり、チョークで必要事項を記入したり、煩雑な作業が現場では問題となっていた。

市川氏「発注した部材が納品されると、各部材の名称を一つひとつチョークで黒板に記入しないといけません。そして、その撮影が終わると、今度は全部消して、また新たな部材の名称を書いていくことになります。とても手間のかかる作業でした。しかも、書き間違いなどのミスが起こることもありました。撮影に関しても黒板の設置場所が難しく、撮りたい箇所を大きく撮影できなかったり、うまく画面に収まらなかったり、多くの時間と手間を費やしていました」

木製黒板+デジカメ撮影の「手間」を振り返る市川氏
木製黒板+デジカメ撮影の「手間」を振り返る市川氏

撮影した写真を手作業で会社のサーバーにアップ

また、従来は写真データを会社のサーバーで管理していた。現場での撮影が終わると、事務所に戻り、デジカメをパソコンにつないでダウンロードし、サーバーにアップする必要があったのだ。

髙土氏「事務所への移動やサーバーへのアップロードなど、時間のかかる業務でした。しかも、東京の本社から『進行中の案件の写真を至急確認したい』と要望がくると、担当者は現場での作業を止めて、事務所に戻り作業しなければなりません。たった1枚の写真確認のために、多大な業務負荷がかかり、しかも現場の作業は止まってしまいました」

関係図
担当者の現場負担が多く、本社では確認したい時に写真を確認できない

対策撮影から共有まで一気通貫!煩雑な作業から解放

簡単導入が可能な『蔵衛門』の電子黒板で大幅な効率化を実現

5年ほど前に『蔵衛門Pad』を導入。2年前にクラウド連携した『蔵衛門Pocket Tough』へと切り替えた。黒板を何枚も現場に持ち込む必要がなく、『蔵衛門Pocket Tough』1台あれば、撮影およびデータ管理が完了する。デジカメに近いサイズ感で現場で抵抗なく使えることから、『蔵衛門Pocket Tough』を選んだ。信憑性確認機能(改ざん検知機能)を搭載していることも、『蔵衛門』に決めた要因だという。

髙土氏「構図も決まりやすく撮影が簡単になり、作業負担が大幅に軽減されました。また、事前にすべての電子黒板の準備ができるので、業務が大幅に効率的になりました。しかも、写真の信頼性も担保されます。『蔵衛門』にして大正解!もう手放せません(笑)」

撮影シーン
黒板の位置を自由に動かせるため構図を決めやすく撮影がスピードアップ

『蔵衛門クラウド』活用により
リアルタイムで写真を共有

1台のゴンドラ製造につき、写真は500枚から2,000枚ほど撮影する。多い時には10,000枚を超える。それらの写真をすべて会社のサーバーにアップロードするには、時間と手間がかかったが、『蔵衛門Pocket Tough』であれば、撮影したその時点で写真が『蔵衛門クラウド』で共有される。東京の本社で写真の確認が必要になった場合でも、『蔵衛門Pocket Tough』が手元にあれば、クラウドを通じて簡単かつリアルタイムで共有が可能だ。

富田氏「撮影するにも、確認するにも、まったく手間がかかりません。煩雑だった写真の管理作業から解放されました」

パソコン操作シーン
現場で撮った写真がリアルタイムで確認できる

効果リアルタイムでの写真管理により、適正な品質管理を実現

>写真や黒板の不備をリアルタイムで指摘できる図
写真や黒板の不備をリアルタイムで指摘できるため適正な品質管理が可能

確実な品質管理を実現

リアルタイムでの写真確認ができるため、撮影内容の不備や黒板間違いなど撮影された写真に問題がある場合も、適宜撮影の指示が行える。

髙土氏「工程が進んでしまうと写真の撮り直しはできません。特に協力会社に依頼する場合、従来は納品のタイミングでやっと写真の確認ができました。そこに撮影の不備があった場合は手遅れとなってしまいます。『蔵衛門Pocket Tough』なら、端末を通して情報共有ができるので、協力会社に『蔵衛門Pocket Tough』を提供することで、リアルタイムでの写真確認ができ、スムーズな進行だけでなく、適正な品質管理も可能にします」

話す高土氏
従来は撮影の不備があると「手遅れ」だったと話す高土氏

電子黒板のフォーマットをオーダーメイド

さらに同社では、電子黒板のフォーマットのオーダーメイドを高く評価する。『蔵衛門』では、ユーザーのオーダーに応じ、新規のフォーマットの電子黒板を作成するサービスを展開している。

富田氏「クライアントによっては電子黒板の記載項目などフォーマットを指定してくることがあります。既存のフォーマットにない場合は、黒板自体を外部へ外注して製作依頼する必要がありました。ところが、『蔵衛門』ならスピーディーに対応してくれます。柔軟な『蔵衛門』のサポート体制にも大変助けられています」

スマホ画面
発注者指定の特殊な黒板にも対応

『蔵衛門』から現場DXを進める

同社では、『蔵衛門』の導入をきっかけに、現場DXを随時推進していく考えだ。

市川氏「社会的な潮流として、当社もDX化を進めていく必要があります。特に生産性を高める意味において、現場DXには積極的に取り組む必要があります。『蔵衛門』を起点に現場DXを進めていきたいです」

システム導入構成

・今回の事例に登場した現場は以下の製品を使用しております。

  • 髙土大輔さん
    • 髙土大輔さん
    • 役割:現場管理
    • 蔵衛門プレミアム
    • 蔵衛門御用達DX
    プラスマーク

    蔵衛門Pocket Tough

  • 富田正人さん
    • 富田正人さん
    • 役割:現場管理
    • 蔵衛門プレミアム
    • 蔵衛門御用達DX
    プラスマーク

    蔵衛門Pocket Tough

  • 市川智一さん
    • 市川智一さん
    • 役割:品質管理
    • 蔵衛門プレミアム
    • 蔵衛門御用達DX
    プラスマーク

    蔵衛門Pocket Tough

  • 大森海里さん
    • 大森海里さん
    • 役割:撮影
    • 蔵衛門プレミアム
    • 蔵衛門御用達DX
    プラスマーク

    蔵衛門Pocket Tough

  • 高橋陸さん
    • 高橋陸さん
    • 役割:撮影
    • 蔵衛門プレミアム
    • 蔵衛門御用達DX
    プラスマーク

    蔵衛門Pocket Tough

事例で登場した製品はこちら!

蔵衛門Pocket Tough
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